お知らせ

2017年 12月 1日
■子宮蓄膿症について

●子宮蓄膿症とは…
子宮内に細菌感染が起こり、膿が内部にたまる病気のことです。特に発情後2~3ヶ月は最も発病しやすく、避妊手術をしていない中年期の子に多くみられます。


●主な症状
・陰部から膿が出る
・陰部からの出血
・元気、食欲の低下
・嘔吐、下痢
・多飲多尿
・お腹が膨れる


●治療方法
<外科的治療>
子宮蓄膿症の治療は、卵巣子宮摘出手術が一般的です。

<内科的治療>
手術が難しいケース(高齢・全身状態が悪いなど)では、薬による内科的治療を行います。しかし、これはあくまで緊急避難的な処置であり、一旦は良化しても次回の発情後に再発する危険が高いとされています。


●予防方法
避妊手術をすることで子宮蓄膿症は予防することができます。初回発情が来る前に手術を受けた場合、卵巣・子宮の病気だけではなく乳腺腫瘍も予防することが可能です。


子宮蓄膿症は命に関わる病気の一つです。いかに早期発見・早期治療をするかが重要となります。日頃からしっかり健康チェックをしておきましょう。